「ひととえ」作、木目込鎧「稚」(わか)でございます。

桐のおがくずを固めた桐塑(とうそ)や木で造形した兜に溝を彫り(筋彫り)をし、生地の端を入れ込み(木目込み)作られる木目込鎧は、熟練した技術と大変な手間がかけられております。
金箔を押しで仕上げ上品な輝きを放つ鍬形や装飾物や贅沢に本革を使用した兜や弦走り(胴)に加え、多色の正絹生地を使用し美しいグラデーション配色に木目込んだ段威しが特徴的で豪華です.
最小サイズの木目込鎧ですが、素材にこだわり手間を掛け作られた高級感漂う鎧です。

丹念に黒茶色に塗り仕上げ角取りしたお洒落な飾台に、古くから末代まで子孫繁栄、家系を絶やさないという願いが込められ縁起の良い「松葉」文様を模った「京唐紙」をデザイン貼りした上品な木枠屏風を合わせました。
「京唐紙」の風合いが素敵な屏風に、茶系色のグラデーションが美しい木目込鎧を合わせた当店オリジナルセットでございます。

「松」は、とこしえに青くして不老・・静かなるゆえ年を延ぶ・他木の如く松柏のしぼまぬを知る「常盤の松、松の齢」といわれ、常緑をして長寿延命を意味する吉祥文様です。松=末と掛け末代まで子孫繁栄・家系が絶えないという意味から、昔から城内に植えられるなどして大変縁起の良い植物として重宝されてきました。

「京唐紙」とは、中国の唐から奈良時代に伝わった美しい細工紙が始まりです。京からかみを簡単に言うと版画の一種の様なもので、手彫りされた朴の木を使い、その表面に雲母(キラ)と呼ばれる絵具を付け、一枚一枚職人の手の平で和紙に文様を写し出すという伝統的な手法で作られています。今もなお襖や壁紙など室内装飾の伝統工芸品として伝え続けられている京都の伝統産業品の一つです。




こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入り立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(海外への送料につきましては有料になります)

木目込奉納鎧 「稚」 YH-052
価格は店舗にお問合わせ下さい
間口40×奥行28×高さ35(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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