甲冑師「雄山」作、5号黒小札茜褄取威之鎧「雅」でございます。

本物の純金を溶かして塗り仕上げる24金鍍金を施した上品な輝きを放つ重厚な真鍮製の総装飾金物・鍬形と、赤色を基調とした多色の正絹糸をふんだんに使用し、3mmピッチ(間隔)で最も糸目が細かいとされる細密威しで仕上げた彩り美しい赤褄取段威しが特徴的で豪華な高級感漂う鎧です。
また、兜吹き返し・弦走り(胴)・佩楯は上品な絵柄の本革を贅沢に使用して作られており豪華絢爛です。
特に細密で糸目の美しい褄取威しは、多色の正絹糸を巧みに使い3mm間隔で幾度も糸を通し作られる為、通常の甲冑製作よりも多量の正絹糸と数倍の手間を要し仕上げられております。その仕上がりは見事で正絹糸のしっとりとした質感と美しさをご堪能頂ける逸品でございます。
5号サイズと小さい鎧ですが、その作りと素材にこだわり丹念に仕上げられた鎧で、この茜褄取威之鎧「雅」は当店でしかお買い求めできないオリジナル仕様となっております。

日本の銘木桧材の産地として有名な静岡県天竜市の「天竜桧」を使用し、独特の日本伝統文様が素敵な「寄木細工」をあしらった豪華な台・屏風です。
銘木「天竜桧」と箱根伝統工芸「寄木細工」を使用した高級感漂う台・屏風に、彩り美しい上品な正絹茜褄取威之鎧が良く映えます。

「寄木細工」とは、日本の伝統文様を木で寄せて作る特殊な技法です。 数年乾燥させたタモ・サクラ・ミズキ等の雑木・倒木から良質な材木の選定をし、色の異なる様々な加工木片を寄せ合わせて幾何学的な模様のある種板を作ります。その表面を薄く削った物を木製品に貼り、文様・絵柄を楽しむのが「寄木細工」です。その完成までには、熟練した技術に加え、大変多く手間がかかる為、希少価値のある伝統的な工芸品です。

「天竜桧」とは、静岡県の天竜市にある桧を指します。日本三大人工美林のひとつで、山職人が何十年もかけて手入れし育てた天竜の木々は、天竜川水系沿いの恵まれた自然環境も有り大変良質です。抗菌・消臭作用が強く、芳香によるリラックス効果などがあります。

「褄取威し」とは、鎌倉時代後期から室町時代初期に流行した装束のお洒落を甲冑に表現したもの。彩りの重ね着をした装束の裾先がひるがえった華やかさを表したお洒落な威し方です。当時の流行の先端と言ったところでしょう。



こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入り立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(海外への送料につきましては有料になります)

5号「雅」茜褄取威之大鎧飾り YH-036
¥185,900(税込)
間口55×奥行43×高さ62(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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