甲冑師「雄山」作、7号黒小札萌黄色々威之鎧「俊」でございます。

本物の金(本金)を溶かして塗り仕上げる24金鍍金を施した上品な輝きを放つ重厚な真鍮製の総装飾金物・鍬形と、赤・黄・黄緑色の正絹糸をふんだんに使用し、3mmピッチ(間隔)で最も糸目が細かいとされる細密威しで仕上げた美しい萌黄色々段威しが特徴的で豪華な高級感漂う鎧です。また、兜吹き返し・弦走り(胴)・佩楯は上品な絵柄の本革を贅沢に使用して作られており豪華です。
特に細密な段威しは、3色の正絹糸を巧みに使い3mm間隔で幾度も糸を通し作られる為、通常の甲冑製作よりも多量の正絹糸と数倍の手間を要し仕上げられております。その仕上がりは見事で正絹糸のしっとりとした質感と美しさをご堪能頂ける逸品でございます。

シンプルな黒塗り五角形台に、成功や平和の訪れを告げる瑞鳥として高貴な吉祥文様として有名な「鳳凰」を金彩蒔絵で大胆に描いた高級手造り「本仕立屏風」を合わせました。
力強く描かれた「鳳凰」の金彩蒔絵が豪華な屏風に、色鮮やかで美しい萌黄色々段威の鎧が良く映えます。

※「本仕立屏風」とは、金具を一切使わず木枠に和紙を何枚も重ねて造られる手造り屏風本来の造りを再現したもので、折り曲げる部分に金具を使わない為蒔絵の絵柄が切れず美しい仕上がりが特徴の高級屏風です。

※「鳳凰」は、鳳(フォン)と凰(ファン)のつがいで火から生まれた不死鳥と言われ、鶏のように冠をもち、尾が長く、羽毛は五色に彩られ、鶏と孔雀を組み合わせたような姿で表現されている麒麟・亀・龍とともに四霊とよばれる想像上の動物です。喜ばしいことがあると出現すると古代中国で考えから徳の高い君子が帝の位につくときには宮廷に鳳凰が飛来するとされ、日本には古墳時代の末には鳳凰の文様が伝えられて以来、鳳凰は聖王が天下を治める時に現れる瑞鳥とされている吉祥文様です。梧桐の木に留り、竹の実を食べ、霊泉を飲むという聖獣らしい伝説的な生態で語られ、桐と鳳凰の組み合わせは代表的で他に鳳凰を円形に表す団鳳凰文や二羽を向かい合わせに配する双鳳凰文などの文様がよく見られます。



こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入り立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(海外への送料につきましては有料になります)

7号 黒小札萌黄色威之鎧飾り YH-021
¥198,000(税込)
間口65×奥行50×高さ74.5(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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