甲冑師「朔太郎」作、4号赤褄取威之鎧「暁」でございます。

赤・白・紫・黄・緑色と多色の正絹糸を贅沢に使用し、手間を掛け複雑な配置に編み込んだ「褄取威し」が特徴的な鎧です。多色の正絹糸を巧みに使い極小間隔で幾度も糸を通し作られる為、通常の甲冑製作よりも多量の正絹糸と数倍の手間を要し仕上げられております。その仕上がりは見事で正絹糸のしっとりとした質感と美しさをご堪能頂けます。
また、鋲(=星)を一つ一つ手作業で止め打ちして作る星植込み鉢で二方向に豪華な装飾金物板をあしらった二方白仕立ての兜鉢や本物の金(本金)を溶かして塗り仕上げる純金鍍金が施された鍬形・装飾金物に加え、上品な柄の本革を贅沢に使用した弦走り(胴)・吹き返しは、大変豪華で落ち着きのある美しい仕上がりになっております
4号サイズと小さい鎧ですが、素材にこだわり手間を掛け作られた高級感漂う鎧です。


ケースは、前面の左右のガラス面を斜めにカットすることで鎧の見栄えをよくする工夫を凝らしたお洒落な六角型ガラスケースです。
末代まで子孫繁栄・幸せが続きますようにと願いが込められた縁起の良い「松」を金彩蒔絵で描いたバックを合わせた高級感漂うケースです。
豪華な金彩蒔絵のバックが存在感のある赤糸褄取威大鎧を良く引き立てております。


※「松」は、とこしえに青くして不老・静かなるゆえ年を延ぶ・他木の如く松柏のしぼまぬを知る「常盤の松、松の齢」といわれ、常緑をして長寿延命を意味する吉祥文様です。松=末と掛け末代まで子孫繁栄・家系が絶えないという意味から、昔から城内に植えられるなどして大変縁起の良い植物として重宝されてきました。

※「褄取威し」とは、鎌倉時代後期から室町時代初期に流行した装束のお洒落を甲冑に表現したもの。彩りの重ね着をした装束の裾先がひるがえった華やかさを表したお洒落な威し方です。当時の流行の先端と言ったところでしょう。



こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入り立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(こちらの商品は海外への発送はできません)

4号茜褄取威鎧ケース YC-082
¥80,300(税込)
間口42×奥行27×高54(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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