高価な「龍村美術織物」を使用した吹き返しが特徴の甲冑師「一徳」作、9号正絹赤糸威純金箔押之兜飾りでございます

兜吹き返し部分に、桐と鳳凰の組み合わせで龍村織を代表する「桐に向鳳凰丸文」の高級織物「龍村美術織物」を贅沢に使用した当店オリジナル兜です。「鳳凰」は、和平・調和をもたらす瑞鳥とされ古来より大変縁起の良い吉祥文様として重宝されてきました。
兜鉢はプレスして型抜きした抜き鉢ではなく、数十枚もの金属板を加工し手作業で一つ一つ鋲打ち留め鉢を形成する矧ぎ合せ鉢を使用し、鉢裏には本革を当て仕上げる本革仕立てになっております。
威しに使用した小札(糸を通す板)の表面は、職人が金沢の純金箔を手作業で1枚1枚丹念に押しながら貼る金箔押し仕上げた純金箔押小札、鍬形をはじめ全ての装飾金具には、純金を溶かし塗り仕上げる純金鍍金を施しており高級感漂います。

市松柄の黒色本畳みを付けた黒塗り台に、独特な濃淡色が特徴的で高級感漂う「赤貝箔」を使用した美しい二曲屏風を合わせました。
本銀箔を特殊な薬品で色彩変化させる過程で生まれる独特の赤色が特徴の高級な手作り「本仕立て屏風」です
上品な赤貝箔を使用した豪華な手作り本仕立て屏風に、「龍村美術織物」を使用した高級感漂う純金箔押之兜を合わせた当店オリジナル兜飾りでございます。

「龍村美術織物」とは、往古の時より残された古代、中世の織物を復元させたものを言います。龍村美術織物は、染め織工芸に対する功績により芸術院恩賞を受け、大正末期初代龍村平蔵の創業から古代織物およびそれらを基盤とする美術創作の伝統を受け継ぎ、今なお世界的に認められる美術織物です。

※「鳳凰」は、鳳(フォン)と凰(ファン)のつがいで火から生まれた不死鳥と言われ、鶏のように冠をもち、尾が長く、羽毛は五色に彩られ、鶏と孔雀を組み合わせたような姿で表現されている。麒麟・亀・龍とともに四霊とよばれる想像上の動物です。喜ばしいことがあると出現すると古代中国で考えられ、徳の高い君子が帝の位につくときには宮廷に鳳凰が飛来するとされる。日本には、古墳時代の末には鳳凰の文様が伝えられ以来、鳳凰は聖王が天下を治める時に現れる瑞鳥とされている吉祥文様です。梧桐の木に留り、竹の実を食べ、霊泉を飲むという聖獣らしい伝説的な生態で語られ、桐と鳳凰の組み合わせは代表的で他に鳳凰を円形に表す団鳳凰文や二羽を向かい合わせに配する双鳳凰文などの文様がよく見られます。

「本仕立屏風」とは、金具を一切使わず木枠に和紙を何枚も重ねて造られる手造り屏風本来の造りを再現したもので、折り曲げる部分に金具を使わない為蒔絵の絵柄が切れず美しい仕上がりが特徴の高級屏風です。

※「赤貝箔」とは、銀と硫黄を結び付ける事で黒色変化を起こす本銀箔の特性である硫化反応を利用し、箔そのものの色を変化させたもの。箔の厚みの違いで色の変化に微妙な差が生じ美しいグラデーションを醸し出します。一枚毎に異なる色を持つ箔をランダムに押し分け一枚の箔押紙に仕上げております。



こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入りオルゴール立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(海外への送料につきましては有料になります)

9号 純金箔押龍村織兜飾り KH-131
¥115,000(税込)
間口50×奥行40×高さ48(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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